暖炉があるというと、どのくらい温かいですか?
という質問が時々あります。
実際には、
それほど温かくありません。
暖炉の真ん前に行って
直火の熱が伝わってくるくらいなら別ですが。
最終的には部屋の温度は
じわじわとある程度上がってきますが、
部屋全体で見ると
暖炉に近い所と遠いところで、
温度差がかなりあります。
むしろ最近の暖房器具のほうが
圧倒的に早く温かくなります。
効率的です。
でも、やっぱり
炎がゆらゆら、
音がパチパチしていると
安らぐんですよね。
あと、ほのかに伝わってくる柔らかいぬくもり。
これも心地よい。
ウチにはあります。
これを体感できます。
家が古いからw
カナダでも、ここ数十年の間に新しくできる家は、
暖炉がある家はほとんどありません。
暖炉は、環境的にはあまりよくないです。
CO2の排出になってしまう。
だから全体の考えとして減らす方向に向かっています。
一時期は、
都市部にある家の暖炉の使用を
禁止した事もありました。
今は、少しゆるくなり暖炉に基準を設けて、
その基準に適合していれば使える事になっています。
当然、その基準に適合しているかの検査が必要です。
古くて適合できない暖炉は、
そのままでは使えないので、
適合するために改修しないといけません。
そして、暖炉は本来暖を取るためですから、
春から秋の温かい間は使用禁止です。
だから、夏に炎を楽しむためには、
キャンプに行かないとです。
でも近年は山火事の影響で
夏の乾季はファイアバン(焚火などの直火禁止)
になります。
難しいですね。