カナダは、カーリング王国として君臨していますが、
近年は、特に女子の日本や韓国のカーリングレベルが飛躍的に向上しています。
2018年の平昌オリンピックで、女子日本代表のロコ・ソラーレが銅メダルを獲得して以降、
認知度が一気に全国区になってから、カーリング人口も増えています。
そして、今年2025年の日本選手権は、初の首都圏開催となり、
スケジュール全日程のチケットが完売!!

実は、チケットの売れ行きはとても気になっていました。
以前よりは注目されている競技になりましたが、
カーリングのメジャーな地域は北海道をメインとする日本北部。
横浜での初アリーナ開催で、観客動員数は圧倒的に増えましたが、
それが満席というのは、スゴイ快挙です。
そんななか、女子で優勝したのはフォルティウス。
北海道銀行とのスポンサー契約が終了してクラブチームとして新たにスタート。
決勝戦では、古巣の北海道銀行の若いチームと対戦しました。
新旧の北海道銀行対決となりましたが、延長戦までもつれる激闘を制しました。
念願のオリンピック出場権をかけて、
既に、代表決定戦出場が決まっている
ロコ・ソラーレ、SC軽井沢との三つ巴線になります。
一方、男子は、SC軽井沢とロコ・ソラーレ(男子)が決勝に進み、
SC軽井沢が優勝、オリンピック日本代表候補として、
世界選手権でのオリンピック出場権をかけての戦いに臨みます。
男子のロコ・ソラーレは、チーム名はロコ・ドラーゴですが、
カーリング協会の規定により、チーム名ではなく、
所属の法人名、または個人の場合は個人名でのエントリーとなるため、
男子もロコ・ソラーレとして出場しています。
この男子の決勝戦も凄かった。
最後の1投がメジャー計測になるという本当に僅差の勝利。
前回大会もそうでしたが、今大会はさらに若手チームの台頭が著しい。
女子では、決勝まで進んだ北海道銀行。
平均年齢22歳という若さながら、素晴らしいプレーを見せて
オリンピックメダリストのベテラン、ロコ・ソラーレを2戦とも退けました。
男子のロコ・ソラーレも若々しさを武器に決勝でも、
ベテランチームにひるむことなく激闘を繰り広げました。
こうやって次の世代がどんどん頭角を現してくるのは、
そのスポーツが成長している証拠。
カーリング界の未来に明るい兆しがみえているのは、
ファンにとってもうれしい事です。