バンクーバー スカイトレイン

バンクーバーには、地下鉄というか無人の新交通システムが走っています。

最初は、1985年の万博に合わせて作られたスカイトレインと呼ばれる、

日本の電車より、一回り小さいトレインで、バンクーバーダウンタウンと

郊外のサレー市をつないでいます。

考えてみれば、開通してもう40年になるんですね。

新しい線ができたりするたびに新型車両が投入されて進化していますが、

当然車両のサイズは変わらないので、

初期より連結車両を増やして編成が長くなり、

結果的に各駅をリノベーションついでにホームの拡張もしました。


それなので、新線はもとより既存の各駅もこぎれいになって、

快適さも増しました。

人口もかなり増えているので、必然的でもあったんですね。

駅舎は、全体的にガラスが多様されて構内の見通しも良く、

また以前より駅自体も駅周囲も明るくなったので、

夜中などでも安全性も高くなっています。



スカイトレインの線そのものも延伸されています。

2000年にミレニアムという事で、

ミレニアムラインという新線ができました。

実際には、工事が遅れて開通したのは、2002年?くらい(笑)

新線ができたことで既存の線と区別するために、

既存のスカイトレインをエクスポラインと呼ぶようになりました。

この2線は、当初はバンクーバーダウンタウンが両方始発で、

サレー市の手前の駅から別ルートに分岐するカタチでした。

そして、2010年バンクーバーオリンピックに合わせて作られたのが、

カナダライン。

このカナダライン、既存のスカイトレインとは全く別モノで、

一般的な、標準軌(狭軌かも)で、

車両も日本のJRなどの車両とほぼ同じサイズです。


ルートは、

バンクーバーダウンタウンとバンクーバー国際空港をつないでいます。

まさにオリンピック需要に乗って作られた新線です。


そして最近ミレニアムラインが途中から別ルートで延伸して

エバーグリーンラインと呼ばれる新線ができました。


コクイットラム市という、これまた最近発展著しい都市です。


長い事住んでいると、いつの間にかこういった交通機関が発展していて、

街がおおきくなっているんだなぁと実感。


最近は、世界中どこも人があふれていますが、

当地も御多分に漏れず。

大きな都市に人が集中するのを少しでも郊外に拡散しようと、

こうやって新線を作っているのでしょう。


そして、さらに現在また新線を作っています。

最初のエクスポラインが、今までの終点から

かなり長く延伸して、ラングレーという、

メトロバンクーバーと呼ばれる都市圏から外れたところまで、

伸びる事になります。


その界隈も、最近は住宅バブルの建設ラッシュで、

開発著しいところなので、いつかはそうなるだろうとは思っていましたが。


でも、公共の交通機関が発達すると便利になるのは確かで、

普段車をほとんど使わない私としては、

単純に行動範囲が広がります。

新しい街にできる新しいお店を散策するのも楽しみ。


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