カナダの熊は、日本の熊よりおとなしい?!
日本では、クマに襲われる被害が特にここ最近相次いでいますね。
今までは、出没しなかった地域にも熊が現れたりして、
熊情報は、全国的な話題になってきています。
原因として、
ひとつには、クマの生息環境が狭く、
悪くなってきた事が言われています。
昔は、里山が人と野生動物の緩衝地帯として
機能していて、
熊など野生動物は人を避けるために
奥山に住んでいました。
それが、近年は気候変動などの影響や、
森林伐採、開拓などでエリアが狭められたり、
山そのものが痩せてきて
食料の確保が難しくなってきた結果、
里山にも頻繁に出没するようになったとの事。
実際に、熊の総数は増えてはおらず、
生息地域が変わってきているという意見があります。
奥山では熊は減っていて、里山に多く表れているそうです。
また、日本人は昔から山菜を食料として
摂取してきたから山へ入る機会が多い。
カナダでは、山へ入るのはハイキングか狩猟目的くらい。
山菜を食べる文化は基本的にないです。
山にはベリー類が豊富にあったりしますが、
山奥までいかなくても、その辺に生えていたり、
今はベリーファームがあるので、
わざわざベリーのためだけに山へ入る事はないです。
むしろ山に自生しているベリー類は、
クマなど野生動物のためにそっとしておく感じです。
それでも、ハイキングに行って道すがらにあると、
つまんでいきますが(笑)
基本的に熊は臆病なので人を恐れますが、
バンクーバー市街地やノースの山の駐車場などに
現れる熊は人馴れしているので人が周りにいても、
あまり気にせず食べるものを探しています。
もちろん不用意に近づくのは危険なので、
最低限の距離は保たないといけませんが、
山で不意にでくわして驚かさない限り、自ら遠ざかっていきます。
私も、何度か遭遇しましたが、
むしろ熊の方がいそいそと去っていく感じでした。
しかし、子供を連れた母熊の場合は別です。
これは気をつけなければいけません。
でも、最近の日本の熊は人をターゲットにしている
可能性もあるくらいアグレッシブですね。
色々な報道を見て、そんな感じを受けました。
実際に去年、知り合いの娘さんの同級生が
熊に襲われて亡くなりました。
日本では、国土が狭いところに人口が密集しているので、
どうしても、熊など野生動物との距離が
近くなりすぎる傾向があるように思います。
それはそうと、日本ではクマ撃退スプレーのようなものは、
持ち歩かないんでしょうか?
こちらは、山に行く多くの人が持ち歩いています。
私も、山に行く時は常備しています。
まだ使った事ありませんが。
でも消費期限があるので、来たら買い替えます。
おかげさまで消費期限の切れた未使用品がコレクションになっています(笑)
どこか広い場所で練習用に使ってみようかと思っています。