おでんは、英語でStew(シチュー)といいます。
スープで煮た煮物という事で、フランス語でポトフ
という言い方は聞いた事がある人も多いでしょう。
フランス(洋食)のポトフと日本のおでんは
スープのだしが違うのと、ポトフはスパイスやハーブなどで
風味をつけるところが異なります。
カナダに限らず、海外在住の日本人なら、
一度はおでんを食べたいと思った事があるでしょう。
具材が手に入る地域なら作ったことがある人も多いのではないでしょうか。
これからの寒い季節は、温かい煮物が美味しく感じられます。
特に、こちらで Fishcake と呼ばれるさつま揚げを入れるとおでんらしい味になります。
バンクーバーでは、日本食品店のほか、
韓国や中国などのアジア系の食品店でも
さつま揚げを売っていることが多いです。
中国系のお店では、生の魚のすり身を売っているところもあるので、自作する事もできます。
ただし、揚げ物は手間がかかるので買う方が良いですね。
おでんは、カナダ人にも好評です。
材料さえ入手できれば、作るのも簡単で
具材を豊富にすると食べ応えもあるので、
これだけでご飯のおかずになります。
酒の充てにもなって便利。
冷凍になっていますが、おでんセットなるものも
日本からの輸入であります。
ひと揃いの具材とスープの素が
ひとつのパッケージになっているもの。
おでんの作り方を知らないこちらの人には
わかりやすくて良いと思います。
和風のシチューやポトフと考えると、
具材もだいだい野菜系だから、
魚嫌いな人以外は誰でも食べられますし。
鍋料理は、友達どうしで一緒につつくのも楽しいので、
パーティメニューとしても使えます。
みんなでひとつの鍋をつつくというのは、
アジア系のひとには馴染みがありますが、
欧米系の友人たちも、
こういうスタイルは好きでとても盛り上がります。
今日、ちょうど鰹昆布だしをたくさん引いて
ストックしておいたところなので、
明日にでも久しぶりに作ってみようと思います。
日本では、おでん専用の鍋も売っていますね。
雰囲気づくりにもってこいで、
親しい仲間どうしのパーティで盛り上がります。