年末調整廃止?!
色々な意味で有名な某議員が発言した事で
大きな話題を集めております。
納税義務のある人は
全員確定申告をする方向で考えている、
とのこと。
企業の業務の負担を減らすためとも言っておりますが、
それは、すなわち個人の負担を増やす
と言っているのと同じ。
あくまでも、企業優先です。
世の中のしくみとしてそうなっています。
税制から法令まで、基本的にそうです。
今回、個別に確定申告をする事で、
個人の様々な情報を管理しやすくなるというのが
主な趣旨のようですが。
発言者が発言者なだけに、唐突にいったとはいえ、
現実味があるので、これだけの話題になっています。
ちなみにカナダでは、
確定申告はもともと各個人が申告するシステムです。
近年では、確定申告専用のアプリが発売されていて、
当然、毎年新しいバージョンになりますが、
それを使って申告をします。
もちろん、昔のように紙の申告フォームをもらってきて
手作業でやるのもありです。
私は、アプリが出てからはアプリを使っています。
必用な項目だけ入れれば、
あとはすべて自動的に計算してくれるので、
特別な申告項目がなければ小一時間程度でできます。
勤め人であれば、
毎年2月頃に会社から収入の証明書みたいなものが
各個人に発行されるので、
そこの数字をアプリに入力するだけです。
ちなみに、申告期限は4月末です。
それまでに、前年の確定申告をおこなう事になっています。
特にここ数年は、
アプリがその証明書のドキュメントを取り込めるようになって
自動的に内容がアプリのフォームに入力されるので、
数字の入力もほとんどありません。
もちろん、会社以外の収入だったり、
逆に個人でドネーションなどをしていて、
控除を受けるところは、個別に入力しないといけません。
そして個人で申告するメリットとしては、
色々な細かなものも申告できるところです。
例えば、処方箋なども
自分が払った分が控除になりますし、
今は廃止されましたが、
バスパス(定期券)なども控除の対象でした。
さて、
日本の税制、どうなるんでしょうか。
替えるとしても
導入直後は色々と問題が発生して
大騒ぎになるんでしょうね。
どうなるんでしょうか。