突然降ってわいた話題の、生焼けハンバーグ騒動。
昔カナダでも、O-157 による食中毒騒動があって問題になったことがあります。
もともとこちらでは、レアものの肉はステーキくらいで、
基本的に、なんでも「良く焼き」の国なので、
ハンバーグの生焼けは、調理ミスで起こったもの。
もともと意図していたわけではないから、
調理のプロセスが問題になったのです。
一方、今回の日本の生焼けハンバーグ騒動は、
もともと中身がナマが売りとしていて、
たまたまそれが広く人の知る事となったところから、
懸念する人がでてきたという話で、
それ自体は、意図的に作ったモノ。
お店の方針という事で、懸念する人がいるのはわかるけど、
そうやって何でも自分の固定観念に合わないものを
大々的に批判する最近の風潮が人の心理や行動、
果ては企業の施策まで硬直させている気がする。
チャレンジすると叩かれる。
おかしな国になってしまった。
気に入らなければ、行かなければ良い話で、
国中で大騒動になるような事ではない。
事が起きてからでは遅いというが、提供する側は当然キチンと管理して、
覚悟を持って提供しているであろうに。
それを言ったら、良く焼きなら絶対安全なのか、という話にまでなってくる。
良く焼きでも、いやそれ以外のしっかり加熱調理済みのものでも食中毒は発生している。
結局は、管理方法の問題なので、そのお店の姿勢が気に入らなければ、
関わらないだけですね。
静岡には、それこそ生焼けハンバーグが売りの有名店があります。
しかも県内に何十店舗もあります。
だいぶ前から、全国区になっていますが、
それ以前から、かれこれ40年以上の歴史があります。
何十年も、ハンバーグを提供してきています。
当然、肉の調達から、お店で提供するまでの全ての工程で、
厳密な菌管理とプロセスを構築しています。
すぐに周りに同調したり、簡単に煽られたりするのではなく、
自分で色々調べて、ただ周りに振り回されないようにしたいですね。